仮面ライダー☆華○鬼☆ | おとうさんのおもちゃばこ

仮面ライダー☆華○鬼☆

…桜の華の様に散り
…菊の華で弔われ…
…再び泥の様な現世の中で蓮の華を咲かせるがいい…

百鬼の動きがビタリと止まった。いや…止められたのだ。
動けない。この力は!
左右からゆっくり、交錯するように鬼が2体現れた…。
鎖をギリギリと凄まじい力で引いている。
一体は菊の華をあしらった帷子を、もう一体は蓮の華をあしらった帷子を身に付けている。
二脚が同時に蹴りを放ち、轟音を立てて百鬼は弾きとばされていく!

桜華の○、菊華の円、蓮華の丸の面をもつ鬼。
三面鬼…ハナマルキ!
先ほど百鬼が見せた高速分身「鬼影」とは違い、魂の分割による実体攻撃。
三体が同時に存在できるのはわずか10秒ほどだが、充分だった。
華○鬼の鎖の呪縛がジャラッという音と共に解けた。
銀笛がゆっくりと音を奏で始めた。
音撃奏…羅生門!
地獄の門が百鬼の背後で不気味な音を立てて開き始めた。